本来「ビザ」というのは、外国人が「本国を出国して日本に入国(上陸)するのに必要な査証」のことを指します。簡単に言うと・・・日本に入国するための証明です。(外国の日本大使館で発給されます)
この査証ですが、短期滞在の場合は国によって「必要」「不要」が分かれます。
●短期滞在(90日以内)の場合
(1)査証免除措置国(韓国、アメリカ…などたくさん有り)の人 ⇒ ビザ「不要」
(2)免除国以外(中国…など)の人 ⇒ ビザ「必要」(パスポートに印字)
●中長期滞在(結婚、就労などの理由)の場合
留学、結婚、就職などにより中長期に日本に在留する場合は「在留資格」が必要となります。この在留資格のことも、一般的には「ビザ」と呼ばれています。(例:留学ビザ、就労ビザ、経営ビザ…など)
この在留資格は日本の入国管理庁に申請します。在留資格にはたくさんの種類があります。
(中長期の滞在者は『在留カード』を所持しています…所持していない場合は「不法滞在者」ということになります)
査証と在留資格は本来違うものなのですが、どちらも「ビザ」と呼ばれているので、在留外国人の方々は「ビザの期限が迫ってきた」「留学ビザから就労ビザに変更をしたい」などという表現をしますし、行政書士も「ビザ申請をサポートします」という表現をしたりします。